急に事変のアダルトを聴き返していたりする今日この頃。
初めてきちんと腰を据えて聴いている様な気がする。
１ｓｔアルバムの教育は物凄く聴いていた様な気がするんだけど…。

妙にしっとりしてるんだよね、アダルトは。
だから『成熟した＝アダルト』って言う意味でとってたんだけど、林檎嬢御本人としては、まあ、
ペイチャンネルのようなもの…云々と。
はあ、そっちを狙ってるのか。そうそう、そういうのがいいの。
と、言うことで、
ちょっとまた聴いてみようかな、なんて。

事変には椎名林檎ソロ期の鋭さがあんま無い。
と、思うの。
もっと奇抜なことやればいいのに、とか思ったり。
でももうきっとソロ期の様な御唄や振る舞いは
なさらないんでしょうね。
大人だもんね。
ちょっと残念。

ま、
どうしたって最終的には好きなんだけどもね。



歌舞伎ってこんな曲だったっけ。（笑）いいな。かっこいい。






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

『平成風俗』を聴き込んでおります。聴き込んで。（笑）

林檎嬢が、Ｚｉｐｐｅｒのインタヴューで、


「（中略）…今、音楽があまりにも安上がりになっちゃったぶん、
安上がりにやってきたことが裏目に出ているような気がするんですね。
それは自分の作品にしてもそうだし、
あの、おこがましくも、Ｊ－ＰＯＰ界全体に申し上げられることなんじゃないかと思われるんですけど、
気軽にお使い頂けるし、
使い捨てられるからって言うことで質を下げすぎたんじゃないかということを省みまして。
斉藤ネコさんのように音楽教育を受けられて、
高品質な譜面を書いてくださる方と一緒に自分の最大限の力を出すように頑張りました。」

と、仰せられてましたが、なるほど、納得な作品です。
まあ、このインタヴューは、『この世の限り』発売前のインタヴューなので、
『この世の限り』についての思いを語ってらっしゃるんですけども・・・。
ネコ先生とのコラボレート作品である
この『平成風俗』についても同じような思いでいらっしゃるだろう、という勝手な解釈の上で。

もう素晴らしい仕上がりです。
今まで散々聴いてきたソロ期の曲ですら、物凄く新鮮。
感情の入り具合がハンパ無いです。魂の一枚。

やっぱりこの人が好きだ。

昨晩から倉橋ヨエコさんの『損と嘘』がループ＆ループ。（笑）まあ、いいや。

昨日、松尾スズキ氏作・演出、ミュージカル『キレイ』のDVDを拝見しました。

時間が物凄い交差して、ストーリーに着いて行くのが中々大変でした。

でも、やっぱ面白かった。

日本が舞台なんですけど、ストーリー自体はぶっ飛んでるので、パラレルワールドな感じ。

キャラクターも一々濃くてイイ。（笑）

役者陣が大変よかったです。

主演の奥菜恵さんが、かわいいかわいい。

こんな濃い世界の中で、頑張ってんな～！、そんな印象。

それから、秋山菜津子さんが、ホントに素敵。

こんなにコミカルなお芝居をされる方だとは思ってなかったので。

やー、収穫収穫。器用なお方です。

で、またハリコナサダヲさんが（誰）凄くよかった…。ハジケてます。

いーなー。あんな役がお似合いですよねー、サダヲさん。

それから古田新太さん、篠井英介さん、片桐ハイリさん。言わずもがな、お上手。

あと、松尾さんのお芝居を今まで映像作品でしか見たことが無くて、

正直、「この人は…上手いのか？演技。」って思ってたんですけど。

舞台だと違いますね。全然。まあ、やりたい放題ってのもあるんでしょうけども！（笑）

役者人には大満足。

ただ、

ラストはあれでいいのか・・・？

という疑問は残りますが。（笑）

いいのかしら。（笑）

でも、作者が自ら出てきて、ああいうラストにしちゃってるから…アリ？（笑）

作為的に？

や、笑ったけどさーー！

アレは、奥菜さんが歌って、暗転。の方が締りが良いような気がするけど。

いやいや、素人がグダグダ言うようなことではありますまい。（笑）

そこだけちょっと気になってしまった私ですが、

笑いも感動もあって良かった。

総体的には凄く好きな作品でした。

えなりん、ありがとーー。